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「野生植物」で人間本来のチカラを取り戻す

FAQFAQ

FAQ(A=中山栄基)

Q.現代病とか生活習慣病といわれる癌やアトピー・糖尿病・痛風・脳血管系障害・腎臓病などの原因は何なのか教えてください。

A.私は30年近くにわたって化学物質を使って動物に種々の質病を生じさせる仕事をしてきた経験から今、私たちにおそいかかっている病気の多くは人間が作って使用している農薬、農業用化学肥料、動物用合成資料、動物用医薬品、人間用医薬品、食品添加物、理容・美容用品、塗料・顔料、殺菌・抗菌剤、大気・水質・土壌汚染物質、放射線をはじめとする有害光線などの人工環境によるものであると感じています。またそれに伴って食材も人工・養殖化され、これらを常食して、自然界が育んだ野生食材をほとんど食べなくなった生活習慣にあると思います。

Q.つまり化学物質が現代病の原因ですか?

A.そう思います。「生老病死」といいますから、病は太古の昔からずっとありました。化学物質がなかった時代にも病気はありました。ところが化学物質全盛の現代は、人間や生きものの体が極端に酸化され、それが多くの病因となっていると感じています。

Q.基本的なことですが、なぜ化学物質が体によくないのですか?

A.化学物質は地球上には存在しないものですから、地球にとっても人体や生きものにとっても異物です。生体内に化学物質という異物が入ってきたことで外敵として対応し、自らの体から活性酸素という毒を出して異物を撃退する行動にでますので、自分自身も自らの毒で被害を受けます。たとえ、毒性実験で有害作用がないという結果が出た化学物質でも生体に負荷をかけていることに変りはありません。ですから合成化学物質はすべて体には良くない、というのが私の持論です。

Q.野生植物抽出ミネラル「植物マグマ」は野生植物を高熱で焼いて熔解し、マグマ化したものだそうですが、そんな温度にしたらほとんどのミネラルはなくなってしまわないのですか?

A.これがおもしろいのです。生物は100種類以上の元素が集まってできています。元素には沸点というものがあり、その温度になると気化するので、蒸発して空気中に気体化してしまいます。当然、沸点がマイナス30度の塩素をはじめ、低い沸点の元素は灰化すれば、なくなってしまうはずです。しかし、沸点以上に加熱しても生物体を構成している元素のうちミネラルの多くがなぜか気化しません。これが自然界です。化学物質は人間が作ったものですから、科学理論に忠実に従いますが、自然界はそうはいきません。

Q.ということは、植物をマグマにまで熔解しても構成元素は全部残っているのですか?

A.そうです。全部のミネラルが残るので植物マグマは野生植物の含有するミネラルのバランスそのものなのです。現代人が必要なのはこの野生のミネラルバランスなのです。

Q.「植物マグマ」はミネラルということですが、有害なミネラルといわれるヒ素や塩素・水銀・カドミウム・鉛なども混入しているのですか?

A.もちろん、微量ですがこれらの元素も含有しています。地球上のすべての元素を生物は含有しているといわれていますので、ヒ素も塩素も鉛もカドミウムも水銀も、人間を含めて全動植物が含有しています。これが自然界のバランスなのです。ところが、人間が自然界のバランスで含有している元素を1つだけ抽出して体内に取り込むと、これは自然界に存在するバランスに反するので、生物にとって有害作用を生じるのです。

Q.動物や植物に含有するヒ素や塩素・鉛・水銀・カドミウムなどは問題ないということですか?

A.自然界のバランスで存在している限り問題ありません。「植物マグマ」は野生植物のミネラルバランスですから極微量のこうした元素を含有するのは当然ですし、希少価値があるといわれている金・白金・銀などの金属も含有しています。

Q.鉱物のミネラルと「植物マグマ」のミネラルは同じようなものではないのですか?

A.土は石や砂や海水・地下水・河川・湖沼の水などに含有するミネラルのバランスは生物のバランスではありません。私たちは水は飲みますが、土や砂・海水などは食べたり飲んだりしません。 植物が大地に根を張って吸収してくれたミネラルバランスを、私たちは吸収しているのです。 つまり、私たちは生物のミネラルバランスを体内に吸収して生命活動しているのです。 地下水・河川・湖沼の水だけを飲んで生命活動を全うすることはできないのは、これらが生物の持つミネラルバランスとは異なるからです。 鉱物ミネラルは無生物であって、生物のミネラルバランスである「植物マグマ」とはまったく異なります 。

(著書「野生の還元力で体のサビを取る」より)